「介護職をやめた人の理由は何だったのだろう?」
自分が辞めたいときには、他の人がやめたいと思った理由に興味がありますよね。
また、やめたいと退職を決意したものの、こんな悩みもあるでしょう。
「退職の意向を伝えた後も、まだ職場に行かなければならないのはつらすぎる」
もともと人間関係が悪い職場などでは、退職届けを出してから退職日まで黙々と仕事や手続きを進めることは苦痛でしかありません。
この記事では、介護職をやめたいと思う理由をあげ、そのベストな対処法を紹介します。
今の仕事に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
介護職を辞めたい理由上位7選
ここからは、介護職を辞めたい理由の上位7つを紹介します。
はじめに、公益財団法人 介護労働安定センターによる、令和4年度「介護労働実態調査」から直前職が介護職だった人の離職理由を確認しておきましょう。
全体 | 男性 | 女性 | |
---|---|---|---|
職場の人間関係に問題があった | 27.5% | 29.6% | 26.9% |
法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があった | 22.8% | 30.3% | 20.8% |
他に良い仕事・職場があった | 19.0% | 21.0% | 18.5% |
収入が少なかった | 18.6% | 26.4% | 16.6% |
自分の将来の見込みが立たなかった | 15.0% | 24.2% | 12.6% |
新しい資格を取ったから | 9.9% | 8.7% | 10.2% |
結婚・妊娠・出産・育児 | 8.4% | 2.2% | 10.0% |
参考:公益財団法人 介護労働安定センター 令和4年度「介護労働実態調査(P20)」
介護職の退職理由でもっとも多いのは職場の人間関係
介護職の退職理由でもっとも多いのは、男女合わせての全体で見ると「職場の人間関係」となっています。
女性ではもっとも多く26.9%、男性では29.6%で2位です。
たとえ介護の仕事にはやりがいがあったとしても、自分が働く現場の人間関係が悪ければ「やってられない」と思うのは当然でしょう。
世の中にはさまざまな人がいるので、合わない人たちとがまんしながらうまくやろうとするよりは、新たな職場へ転身したほうがいいと考えるのは自然なことです。
施設や事業所の運営方針に不満があった
また男女ともに多いのが「施設や事業所の運営方針に不満があった」です。
男性が30.3%、女性が20.8%となっています。
男性は長期間働きたいと思って職に就いたものの、運営方針に不満があると将来が不安になるものです。
自分に合わない運営方針のところで自分が歩み寄り続けるよりは、自分が納得できる運営方針の職場へ移ったほうが、納得して働けるでしょう。
介護職は人手不足でブラックすぎる
介護の現場はどこも人手不足が現状です。
そのためひとりの介護者にかかる負担が多く、どうしてもブラックになってしまいがち。
介護職は、精神的にも肉体的にもきついことがたくさんあるでしょう。
それをブラックと捉えるかどうかは人それぞれですが、人手が足りないことで負担が大きすぎると、ホワイトな職場への転身も考えるはずです。
介護職は低収入でやってられない
介護職は仕事がハードなわりには、低収入であることも否めません。
そのため「やってられない」と感じ、他の仕事へ転職する人もいるのでしょう。
介護職の給料が低いことは、以前からいわれていることです。
国は介護職の処遇改善加算に乗り出しており、介護職の給料は上昇しつつあります。
しかし、その仕事のきつさに見合うほど納得のいく給料とはいえない状態です。
きつさに見合わないと思えば、介護職をやめたくなるでしょう。
参考:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」
介護職では将来の見込みが立たない
介護職では将来の見込みが立たないために、他の職業へ転職をしたという声です。
これは、とくに男性が24.2%と、高い値になっています。
家族を養う立場である男性の場合、働いていれば昇進があり収入も上がっていく、といった将来を描くでしょう。
それによって人生設計も立てられるものです。
しかし介護職では、事業所単位での人事になり、昇進の見込みがないなどが明らかになってしまうこともあります。
そんなときには、このままここで働いていても将来像がイメージできず、より現実的に将来の見込みが立てられる職業へ転職を考えても不思議ではありません。
他にいい仕事や職場が見つかった
他にいい仕事や職場が見つかったため、転職をしたという声も多いです。
今の職場がブラックだったり人間関係が悪かったりすると、転職をしたくなります。
しかし実際には、働きながら次のいい職場を探し、転職活動をするのは大変なもの。
そのため不満がありつつも、ついつい今の職場でがまんしながら働いている、という人も多いのではないでしょうか。
まさに負のスパイラルです。
そんなときに何かのきっかけでいい仕事や職場が見つかれば、そちらへ転職できてラッキーだったと思えるでしょう。
結婚・妊娠・出産・育児のタイミング
以前は、女性のやめた理由で上位にあった、結婚や妊娠・出産、育児のタイミングでやめた、というものです。
前述の結果から、近年はそこまで結婚や出産が、前職をやめる理由の上位にはならなくなったことがわかります。
やりがいがあったり、働き続けたいと思ったりするのであれば、結婚や出産などがハードルになることは減ってきたと考えられますね。
介護職を辞めてよかった体験談
ここからは、実際に介護職をやめてよかったと思っている人の体験談を紹介します。
介護職から事務職に転職してよかった
介護職をやめて、一般企業の事務職に転職してよかったAさんの体験談です。
介護職のときには、24時間体制の介護施設で働いていたため、夜勤があるなどで不規則な勤務があたり前でした。
だんだんと体調も悪化してきて、このままではさすがにまずいと思い、事務職に転職をはたした人です。
事務職に転職したら、基本的には9~17時の勤務となり規則的な生活が送れるようになったとのこと。
また介護職の際には土日に休めることが少なかったものの、事務職に転職したことでしっかりと土日や祝日に休めるようになったそうです。
家族や友人との時間もとれるようになり、体調もよくなりました。
とくに一流企業というわけではなくても、一般の事務職であれば、深夜や早朝に出勤したり夜勤があったりすることはあまりありません。
介護職から事務職に転職してよかった例です。
きつい介護職を辞めてよかった
肉体的にも精神的にも、けっしてラクとはいえない介護職。
そんなきつい介護職を「辞めてよかった」といえる体験談です。
華奢な体格のB子さんは、介護職で利用者をサポートするのは一苦労だったとのこと。
介護の現場では、衣類の着せ替えやお風呂に入れるなど、体力勝負のことが多々あります。
仕事自体にはやりがいをもっていたものの、とうとう身体が悲鳴をあげてしまい、限界を感じたそうです。
腰や背中を痛めて、けっきょくは介護職をやめました。
介護職をやめれば、力仕事はなくなり、今は身体もだんだんと楽になってきたようです。
やはり介護の仕事は他の職場に比べても、きつい作業が多いものです。
自分が身体を壊してしまっては、仕事は続けられません。思いきってやめてよかった例といえるでしょう。
介護職をやめたいときの対処法|退職代行サービスがおすすめ
介護職をやめたいと思っても、実際に働きながら退職の手続きを進めるのは、かなりの神経を使うものです。
退職の意向を告げてから実際に退職できるまで、職場に通わなければいけないのも針のむしろですよね。
もう今の職場に未練もなく、スパッと辞められれば、退職手続きに疲弊せず次の道へと進めます。
そんなときにたよりになるのが「退職代行サービス」。あなたに代わって、退職までをスムーズに行ってくれます。
今回は、おすすめの退職代行サービスを2つご紹介しましょう。
【リーガルジャパン】仕事を辞めたいと言い出せなければ退職代行へ
【リーガルジャパン】では、明日から介護の現場に行きたくない、といったときにたよりになる退職代行サービスです。
即日退職にも対応でき、新たなキャリアへのサポートもしてくれます。弁護士が監修してくれるので、余計な心配はいりません。
退職日までがまんをする必要もなく、やめたい日にスパッと退職したい方へおすすめです。
リーガルジャパン | |
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退職代行の料金 | 25,000円(税込み) |
特長 | LINEで24時間相談OKできる 労組組合ならではの幅広いサポート 退職後のフォローも充実している 転職支援も実施 最大200万円受け取れる失業保険も紹介 |
公式サイト | https://lp.legal-japan.net/ |
運営組合 | 日本労働産業ユニオン |
LINEで退職代行【TORIKESHI】なら即日退職できる
退職代行【TORIKESHI】は、LINE1本で迅速かつスムーズに退職手続きを代行してくれます。
介護の現場は人手不足なため、やめたいと言っても職場から引き止められるケースはよくあるものです。
しかしあまりにもブラックな職場だとしたら、自分の身を削ってまで働く必要はありません。
退職代行【TORIKESHI】でスッキリと縁を切り、次の道へ進むのが得策でしょう。
さらに転職サポートもしてくれるので、次の仕事探しも安心です。
TORIKESHI | |
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退職代行の料金 | 25,000円(税込み) |
特長 | LINEで手続きが簡単 退職できなければ全額返金保証 24時間対応で、即日退職できる |
公式サイト | https://lp.torikeshi.jp/ |
運営組合 | 日本労働産業ユニオン |
介護職を辞めたいのは甘えではない|異業種への転職も視野にベストな道を選ぼう
介護職を辞めたいと思うのは、けっして甘えではありません。
そして、自分の心や身体を犠牲にしてまで働き続けるのはつらいものです。
もしも「今すぐにでもやめたい」と思うのであれば、退職代行サービスで退職の手続きをしてもらうのがおすすめの対処法です。
険悪なムードを引きずることなく、スパッと退職ができます。今の職場で悩んでいるのであれば、一度相談してみてはいかがでしょうか。